インタビュー

interview

学生

簑原 海斗

香川大学 創発科学研究科(大学院)

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【DXラボスタッフに聞いてみた】学生リーダー 簑原海斗


情報化推進統合拠点助教 油谷知岐


DX推進研究センター DXラボ学生スタッフ 簑原海斗


こんにちは、香川大学DX推進研究センター助教の油谷です。 香川大学はDX推進に一定の成功を納めています。なぜ成功できているのか、その秘訣はDX推進の戦略検討や実働を担当している我々も十分に理解できているわけではありません。 今回はその秘訣を探るため、香川大学のDXラボで学生リーダーを務める簑原海斗さんにお話を伺いました。


※インタビュー内容の一部はMicrosoft Copilotを用いて自動要約し、一部修正を加えたものです

自己紹介

 油谷: こんにちは、今日はお時間いただきありがとうございます。まずは簡単に自己紹介をお願いします。 

 簑原: こんにちは、(2025年3月時点で)修士一年の簑原海斗です。DXラボには大学院進学を機に参加しました。2025年の4月からは、DXラボに参画している学生スタッフの働きを取りまとめたりする学生リーダーを務めることになっています。

 油谷:ありがとうございます。では早速、DXラボでの取り組みについてお聞かせください。

DXラボでの簑原さんの取り組み

油谷:DXラボでは具体的にどんなことをやっているんですか?

簑原:主に大学業務で使われるシステムの開発や運用保守をチームで行っています。例えば、教員向けの休暇申請システムのアップデートや、外部の企業の方との共同研究プロジェクトに参加して問題の発見からシステムの開発、運用など、DX推進に関するいろいろな実働にあたっています。

油谷:なるほど、それは大変そうですね。特に印象に残っているプロジェクトはありますか?

簑原:そうですね、一番大変だったのは教員向けの休暇申請システムのアップデートです。庶務係の事務員の方との連携が難しくて、チャットベースでのやり取りに苦労しました。

油谷:チャットベースだと、確かに認識のズレが起きやすかったり、微妙なニュアンスを伝えられなかったりしてもどかしいことがありますよね。どうやって解決したんですか?

簑原:図や表を使ってわかりやすく説明するように工夫しました。また、既存のシステムと同じものを作って新しい機能を追加する形でリリースしました。

研修と学習プロセス

油谷:大学の業務の現場に入って問題を見出したりチームでシステムを開発できるようになるのはそんなに簡単なことじゃないと思うんですが、DXラボに参加する前に何か特別な研修を受けましたか?

簑原:はい、最初にイベント参加受付システムの開発を通じて、Microsft製のローコード・ノーコードプラットフォームであるPower Platformの基礎を学びました。その後、電子決裁システムKadaSignというシステムのテストを担当しました。

油谷:その研修は具体的にはどのように進められたんですか?

簑原:毎週課題が出され、それを解決する形で進めました。特にDXラボの先輩である矢谷さんからの指導が手厚く、スマホやPC用のアプリケーションを開発するツールであるPower Appsの使い方や、それぞれの関数の意味を教えてもらいました。

油谷:なるほど、実践的な研修ですね。研修を通じてどんなスキルが身につきましたか?

簑原:システム開発の基礎やエラー対応のスキルが身につきました。また、チームでのコミュニケーションやプロジェクトマネジメントの重要性も学びました。

研究活動との両立

油谷:DXラボでの活動は学生スタッフのみなさんの研究内容の洗練に繋がる取り組みとは必ずしも限らないわけですが、研究活動とDXラボの活動をどうやって両立させていますか?

簑原:特に忙しかったのは年末の時期ですが、DXラボのメンバーや指導教員のサポートがあり、両立できました。卒業研究に専念する時期には、極力仕事を振らないように配慮してもらいました。

油谷:なるほど。ちなみに研究内容はDXラボの活動と関連しているんですか?

簑原:僕の研究はDXラボの活動とはほとんど関係なく、VRやARの技術を使って建設従事者の訓練環境を提供するシステムの開発に取り組んでいます。

油谷:研究とDXラボの活動、どちらも大変そうですが、それぞれの取り組みを通じて学んだことや成長できたことに違いはあったと感じますか?

簑原:どちらも成長に繋がりましたが、特にDXラボでの活動では実践的な経験が多く、実際のシステム開発やエラー対応を通じて、技術力や責任感が養われたと感じています。

これからの抱負

油谷:最後に、これからの抱負を教えてください。

簑原:残りの一年間、学生リーダーとしてチームをまとめていきたいです。また、これまでは先輩方や他のチームが開発したシステムの運用保守、テストなんかがメインだったので、今後は自分でシステムを1から自分で完成させることが目標です。

油谷:素晴らしい目標ですね。応援しています!

簑原:ありがとうございます。頑張ります!


まとめ

香川大学のDXラボでは、実働を学生スタッフに担ってもらうことでDXを推進していくことに加えて、実践的なシステム開発や運用保守を通じて学生たちが技術力や責任感を養う機会とすることも狙いとしています。

特に、実際の業務で使われるシステムの開発やエラー対応を経験することで成長に繋がったことが簑原さんのお話からわかりました。今回のお話が他大学のDX推進の参考になることを期待しています。



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