システム紹介

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KadaKintai<勤務時間記録システム>とは?

香川大学では職員の勤務記録について紙に毎日の出退勤時刻を記載し,上司の承認を得たのちに月次でまとめて人事課に提出する運用をおこなっていました。各部局の総務担当や人事担当者が,毎月その勤務データをデータ化する作業は大変な負担となっていました。また,勤務に関するデータをリアルタイムに把握することもできず,勤務管理者が行動をおこすことが遅くなることもありました。そのため,勤務時間を記録するシステム「KadaKintai」が開発されました。

「KadaKintai」はDXラボ初のPowerAppsによる開発システムです。利用者が操作する画面はPowerAppsを用いて開発され,スマホアプリやPCのブラウザから勤務時刻・退勤時刻を打刻します。勤怠以外にも年休の申請や,残業の申請,月次の一覧データ生成などの機能を有しています。データはDataverseに蓄積され,PowerBIを用いてデータの可視化(※別システム「KadaKintai Report for Manager」など)もされています。本部事務職員約500人で日々利用されています。

(開発時期:202210月開始 , 20232月 Ver.2


システムダウンロード

本システムについてはダウンロード提供を予定しておりません。

運用担当者と開発者

  • 人事企画課職員
  • 久我透(DXラボスタッフ)

運用担当者メッセージ

職員の勤務時間を正確に把握し、適正な勤務時間管理を行うとともに、職員がイキイキ・ワクワク働ける環境づくりを支援するために、DXラボと連携して、勤務時間記録システム「KadaKintai」を開発しています。TeamsアプリやWebブラウザから、どこでも毎日の出退勤を記録でき、自動で勤務時間確認簿が出力できるようになったため、職員一人ひとりの手入力での作業負担を減らすことができました。

また、管理者向けに分析システム「KadaKintaiReport for Manager」も開発したことで、管理者が部下の勤務状況をリアルタイムで把握できるようになりました。勤務時間管理の利便性が向上するだけでなく、管理職が部下とコミュニケーションを取るきっかけになればと思っています。

今後、休暇簿の電子化や人事給与システムとの連携が進むことで、利用者だけでなく、各部局庶務担当者の作業効率も上がることが期待されます。 (人事企画課)

開発者メッセージ

様々な勤務システムが世の中にはありますが、本学ではMicrosoft Power Platformを利用した内製開発により、勤務時間記録システム「KadaKintai」を開発し、利用しています。教職員・学生・民間企業出身者が1つのチームになって、課題定義~システム開発~効果検証・フィードバックを繰り返しながら開発を進めました。

データを正確に記録することと、得られたデータを人に伝えてコミュニケーションを促すことに主眼を置き、利用者の声を聞きながらシステムを完成させていきました。現在は出退勤記録・残業申請・休暇申請・BI機能が主となりますが、内製開発のメリットを活かし、得られた声やデータを元にシステム改善や施策打ち出しを行い、継続してイキイキ・ワクワク働ける環境づくりを整備してまいります。(久我)

開発環境

  • Microsoft Power Apps
  • Microsoft Power Automate
  • Microsoft Dataverse
  • Microsoft Power BI

資料

  • システム概要図


Interview